手続きが複雑になるケース・時間を要するケース

抵当権抹消登記において、【手続きが複雑になるケース・時間を要するケース】をご案内します。

★完済後、放置してしまった場合(ご本人が差し替えを金融機関に依頼します)

☆有効期限のある書類の差し替えは、自腹で再取得(337円)
☆放置している間に、完済先が合併、商号変更、本店移転、代表者の変更があると、全ての書類の差し替えが必要。(時間がかかります)

★完済後、受け取った書類を紛失した場合

⇒登記申請に必要な「抵当権登記済証」がないと、抵当権抹消登記が出来ないので、完済先に追加書類をご本人が依頼し、特別な方法による登記申請(事前通知制度)を行います。(※通常の登記よりも、登記の完了まで、さらに2~3週間要します)

★共有者がお亡くなりになられた場合

⇒相続登記を先に行う必要があります。ご相談ください。

★住所変更が必要な場合で、登記に必要な書類が揃わない場合

最近何故かこのケースが非常に多いです。それだけなら良いのですが、最終的に揃わない場合、法務局に「不動産の権利証」の提示が必要な場合があります。
当事務所が400件近く登記申請した中で、過去6件、このケースがありました。現在も2件、このケースになりそうな予感がします…

⇒ローンを組んだ時から何度も引越しをし、さらに転籍(本籍地の変更、新戸籍の編成)をしている場合、必要な書類が揃わない事があります。

何故かというと、役所では、除票・戸籍の除附票は、原則5年で廃棄されるからです。(※厄介な事に、役所によっては、書類の電子化により、電子化前の附票=改正原附票(本来ならまだ生きているモノ)を5年で廃棄してしまう事もあるんです…泣)

このケースになり、住所が繋がらないと、管轄法務局と協議の上、

・以前の居住先の不在住証明書、不在籍証明書
・対象不動産の権利証 (後で戻ってきます)
・上申書 (実印押印・印鑑証明書付き)
・対象不動産の納税通知書

の幾つか複数を求められます。(各法務局の判断により)そのためこのケースは、書類の収集、協議により、非常に時間を要します。

色々とご案内しましたが、通常の抵当権抹消登記の方もいらっしゃれば、上記のように、少し複雑化しているケースもあります。詳しくは、直接司法書士とお話し下さい。